〜銀治郎君〜
先日、
家屋の倒壊で命を落とされた能登町の松波中学校1年生の森銀治郎君の報道番組が放映された。
銀治郎というインパクトの強い名前と、担任の若手教師が、
こみ上げる感情を抑えながら、
生徒たちに向かって
【銀治郎のこと忘れるなよ!一緒に卒業するんやぞ!】
お話されている姿に涙を誘われ、印象に残っていた。
けれど、銀治郎君やご家族とは、面識もなく
遠い存在に思っていた。
そして、その後
能登町のТさんと会話しているとき
ふと銀治郎君のことが脳裏によぎり
報道の話題に触れると
Тさんの大切なお仲間のお子さんだった。
Тさんのお話によると
銀治郎君の父親も、大腿骨骨折の大怪我をされているとのこと。
Тさんの友人の御子息だと知った途端、銀治郎君が急に身近な存在に思えてきて、銀治郎君のことに触れているネットニュースに目を通した。
銀治郎君は、
8年前に金沢から能登町に移住して以来、
学校のリーダー的存在で、文武両道に長けていて、みんなの人気者だった。
そして、銀治郎君が作文コンクールで最優秀を受賞した作文のテーマは、
【能登町を良くするために】
こんな素晴らしい
子供が、犠牲になるなんて、、。
残された親御さんの心中に思いを馳せれば、尚更に
胸が痛くなる。
夢と希望に満ちた
住み良い
心豊かな未来を!
私達、大人が為さねばならぬことは
能登から日本へと
子供達が
描く
輝かしい未来に向けて
レールを
敷いてゆくこと。
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